研究紹介トップ 三次元計測 構造物の変位計測(サンプリングモアレ法など) その他★三次元計測 ・全空間テーブル化手法(WSTM : Whole‐space Tabulation Method):高速かつ高精度に3次元計測を行う手法. ・光源切替位相シフト法とラインLEDデバイス:光源の点灯位置を電子的に切り替えることで,非常に高速に位相シフトを行うことができる手法である.研究室で開発したラインLEDデバイスと組み合わせることで,従来になく小型の3次元計測装置を構築することができる.ハンディ型のカラー3次元計測ユニットを試作した(動画あり). ・特徴量型全空間テーブル化手法(F-WSTM : Feature-quantity type Whole‐space Tabulation Method):カメラのキャリブレーションが不要で,ズームやピント調整があとからできる新しい従来の常識を変える3次元計測手法.全空間テーブル化手法と同様に,高速かつ高精度に3次元計測を行うことができる. ・シリンドリカルレンズアレイ:従来使っていたロンキールーリングをこれに置き換えると,光量が約2倍にアップする.それによって,計測時間の短縮,計測精度の向上,装置の小型化などが可能となる.最近,試作ができるようになった. ★構造物の変位計測(サンプリングモアレ法など) ・インフラ構造物の微小変位計測(NEDOプロジェクト):以前勤めていた和歌山大学で開発したサンプリングモアレ法を鉄道橋梁や一般土木構造物などのインフラ構造物の検査の実用化をめざすプロジェクト.サンプリングモアレ法を発展させて,変位だけでなくたわみ角も利用して実用的な検査技術を開発する. ・サンプリングモアレカメラ:リアルタイムに変位分布を出力できるカメラ.屋外の現場で使いやすい.リアルタイム3次元計測などにも応用できる. ・ロードスメソッド:人工の構造物が持っている間隔が既知の平行線を用いた変位分布計測手法.格子パターンを取り付けなくても変位分布が計測できる. ★植物育成における活性度評価 ・ハイパースペクトルカメラの開発:植物栽培時の光源の波長分布や植物の微小な色の変化を定量的に捉えることができるハイパースペクトルカメラを開発する.光学技術と画像処理技術を利用して極めて安価に実現し,社会へ普及させる. ・歯ごたえ評価カメラの開発:栽培した葉などの微小な振動を分布として計測することで,葉のかたさを定量的に計測する.将来は,葉野菜の力学特性を分布として表示できるカメラを開発する. ・なお,これらの研究は,海外の大学(主にカンボジア工科大学)との研究交流を行いながら進めている. ★その他 ・スペックルパターンを用いた塗装内部の欠陥検出:レーザースペックルの特徴を利用して,塗装内部の欠陥を検出する手法.塗装を剥がさなくても内部の欠陥を簡単な装置で検出することができる. ・タイヤの表面ひずみ分布の動的計測:回転するタイヤ表面のひずみ分布を時系列で動的に計測することができる.1/1000秒間隔でひずみ分布を計測できる(動画あり). |
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